2019年春からはじまったMPJAムスリムフレンドリー認証ですが、4月19日に認証第1号店となる「ザ・グラン銀座」様で認定書の授与式が行われました。

授与に先立ち、マレーシア連邦政府イスラム開発局(JAKIM)のシラジュティン氏からは、
「日本へのムスリム観光客は増えているが、まだまだ私たちへの理解は足りないと感じている。今回、ザ・グラン銀座の認証は日本のハラル普及の最初の1ステップ。オリンピックだけでなく、オリンピックが終わってもハラル対応は必要だということを日本の皆さんに知ってほしい。そしてハラル対応は食事だけでなく安全性も大事。日本の衛生管理の良さは80%に近いので、そのうちの20%でハラルについての理解を頂きたい」とのご挨拶をいただきました。

認定書を受け取ったザ・グラン銀座、シェフの齊藤様は、
「今回、第1号店として認証取得できたことは大変光栄なこと。調理済ハラルメニューを採用することで取組み易く、プロセスも簡単にできた。これからはムスリムのお客様のニーズに応えられるように頑張っていきたい」と話しておられました。
ムスリムも、非ムスリムも一緒に食事を楽しめる“工夫”
授与式後のパーティーでは、ビュッフェ形式でハラルメニューが振る舞われました。

スパイスがよく効いたマレーシア料理は日本人にも人気で、どなたにも喜んでもらえるメニュー提供となっていました。
さらに「ザ・グラン銀座」様では、ムスリム、非ムスリムが一緒に食事を楽しめる“工夫”がありました。
それはドリンクのグラスです。
アルコールは長いワイングラス、ソフトドリンクは短いグラスで提供され、明確に区別できていました。またそれぞれの提供場所も十分に離れていたので、ムスリムの方も迷うことなく手に取っていました。


ムスリムの方が一緒だと、お酒はちょっと控えたほうがいいのかと躊躇することがありますが、こうした工夫により、非ムスリムも同じ空間を楽しむことができますね。
これからハラル対応に取り組まれる企業様にも参考になる、見事なお手本でした。
「MPJAムスリムフレンドリー認証」のセミナーでは、接客や食事提供のハラル対応についてのご案内もあります。ハラル対応に不安をお持ちの方でも、どうぞご安心ください。
興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
THE GRAND GINZA ザ・グラン銀座
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